ムスカの「いえはえの碑」

 これだけでは誤解が生じやすいので、ここで少し同社の事業を説明する必要がありそうだ。これまで私は、ハエは病原體を媒介する害蟲で「百害あって一利なし」と考えていたが、串間さんの話を聞くうちに、その認識はとんだ誤解であると気付いた。

 ハエ(あるいはハエに類似した生き物)の起源は古い。恐竜が誕生した以前から存在していたと考えるのが妥當だ。1億年以上も前、白亜紀の時代の琥珀から、閉じ込められたハエが見つかっている。ハエは生物史における“ゴミ処理班”として、地球上では、なくてはならない存在であり続けているのだ。

コメント3件コメント/レビュー

日本には蟲供養だけでなく、針供養、刃物供養など目に見えてなくなっていくものに対する
感謝の念というのがあります。
ただ、目に見えないものに対しては意外と冷淡なのかもしれません。

パンの工場がイースト供養をするなんて聞いたことがありません。
見えないものに対しても感謝したいものです。

味噌や醤油、お酒を作り出す麹、酵母も出荷の際には火入れといって死滅させてしまうのですからね。(2018/10/24 02:22)

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「ムスカの感謝「ハエちゃん、ありがとう」」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい?ひでのり)

ジャーナリスト、浄土宗僧侶

1974年、京都市生まれ。新聞記者、日経ビジネス記者、日経おとなのOFF副編集長などを歴任後、2018年に獨立。「宗教と社會」をテーマに取材を続ける。正覚寺副住職、浄土宗総合研究所囑託研究員、東京農業大學非常勤講師。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時點のものです。

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日本には蟲供養だけでなく、針供養、刃物供養など目に見えてなくなっていくものに対する
感謝の念というのがあります。
ただ、目に見えないものに対しては意外と冷淡なのかもしれません。

パンの工場がイースト供養をするなんて聞いたことがありません。
見えないものに対しても感謝したいものです。

味噌や醤油、お酒を作り出す麹、酵母も出荷の際には火入れといって死滅させてしまうのですからね。(2018/10/24 02:22)

水族館の魚を見て、旨そうと思う日本人。皇居の鴨を見て、そう思う中國人。ネコを見て、そう思うアフリカの方も居るそうです。思い込みは別の言葉で言うと偏見。鯛を食べて旨いと思った後に、ウジを餌にその鯛が育てられたと聞いて気分が悪くなるというのも人間のおもしろいところ。記事の中でウジの寫真にモザイクが掛けられているのも、偏見に対する忖度。人の意識はおもしろい。(2018/10/23 10:09)

何かモザイクがかかっていると無性に見たくなるのがオトコの性、シッカリ観賞してしまいました。
ウチも庭で生ゴミのコンポストを作っていますが、目ざといハエが容器に闖入しウジだらけになります。でも、それをスズメたちがやってきてエサとし、さらに他の害蟲も食べてくれる、まさに食物連鎖と言うか、生き物は助け合って寄り添って生きているんだなあと実感しています。
ハエのおかげで今年も沢山のミカンが成りました。合掌。(2018/10/23 09:00)

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